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高度経済成長と共に根付くハンバーグ文化

燃えつきるほどミート!!刻むぞ肉汁のビート!

 

1955~64年(昭和30年代)になると、冷蔵技術の発展からそれまで傷みやすく
取り扱いが難しかった挽肉が精肉店で売り出され始めました。
これにより、家庭料理としてのハンバーグが少しずつ浸透し始めます。

1959年(昭和34年)には、テレビアニメ「ポパイ」の放送が始まります。
アニメには、いつもハンバーガーを食べている「ウィンピー」というキャラクターが登場し、
人気を博しました。まだハンバーグもハンバーガーも一般化する以前の話。
子どもたちにとっては憧れの美味しそうな食べ物として注目を集めました。

1962年(昭和37年)には現在も人気のロングセラー商品、
マルシンフーズの「マルシンハンバーグ」が発売開始。
フライパン一つで楽しめるお手軽ハンバーグが食卓の人気メニューとなりました。
テレビCMも頻繁に流れ、ハンバーグの認知度アップに貢献しています。
1965~1974年(昭和40年代)には、給食の献立にハンバーグが登場しています。
ここで、子どもたちのハンバーグ人気が伺えるエピソードをひとつ紹介します。
1969年(昭和44年)のテレビアニメ「ハクション大魔王」では、
主人公であるハクション大魔王の好物はハンバーグですが、
当初はコロッケの設定となっていたそうです。

大魔王の声を務めた大平透氏によると、最初のアフレコ時、台本ではコロッケとなっていたため、

「今時コロッケは無いだろう。今の子供はハンバーグだ。」

とその場でハンバーグに変更したそうです。
ちなみに当初は衛生面から生焼けになるのを防ぐため、油で揚げたハンバーグが多かったそうです。
アニメでもハンバーグを揚げるシーンがありますが、意外と理にかなっていたのかも知れません。

1970年(昭和45年)には、こちらもロングセラーを続ける
石井食品の「チキンハンバーグ」が発売開始になります。
業界初の調理済みハンバーグであり、ボイルのみという調理の手軽さはマルシンハンバーグ以上。
現在も幅広い世代に愛され続けています。

さらに、1976年(昭和51年)には、ハウス食品より
「バーガーヘルパー(現在のハンバーグヘルパー)」が発売開始。
まだ敷居が高かったハンバーグ作りをサポートする主婦の頼もしい味方として、爆発的に普及しました。
いずれも食料品店に並び続ける商品で完成度の高さに驚きです。
これらの商品を通じて、ハンバーグ文化の源流に触れてみてはいかがでしょうか?

 

執筆:バーグマン田形

無断転載禁止。取材・お問い合わせは日本ハンバーグ協会までお願いいたします。